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2021.09.14

安く工場を建てるには?おすすめの工法やコストダウンのポイントをご紹介!

こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

工場を建設する際に費用面は気になりますが、耐震性や耐久性にも優れた低コストで高品質な工場を建てたいですよね。

実は、工法や構造を工夫すれは、工場の建設費用をコストダウンすることが可能です!

 

そこで今回は、安く工場を建てる方法について。

その方法ごとの特徴や、なぜ安くできるのかなど、コストダウンのポイントをご紹介します。

工場の設計

ここに目次が入ります

 
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安く工場を建てるには、どのような工法がある?

工場を建てるにはさまざまな工法があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。

安く工場を建てられる、3つの工法をご紹介します。

 

システム建築

費用目安:約4,000万円〜

工期:約3カ月〜

 

システム建築は設計や素材、生産などすべてコンピューターでシステム化されている工法です。

一定品質で施工できるので、耐震性や耐久性が非常に優れています。

 

また、建築時にCADでパーツの設計を行うため、広さや階数など要望に合わせて自由に設計できるというメリットがあります。

そのため、倉庫だけではなく事務所や工場など用途に合わせて設計できますよ。

 

戦略倉庫でも、お客様のメリットがある場合はシステム建築の工法を使用する場合があります。

部材の生産をコンピューターと直結した生産ラインで自動化し、屋根と母屋がフレームと一体化した合理化を実現することで、低コストを叶えています。

 

また、建築生産プロセスをシステム化したことで、従来工法よりも工期を約20%短縮することが可能です。

 

プレハブ建築

費用目安:約3,000万円〜

工期:約3カ月〜

 

プレハブ建築は、工場で生産・加工したパーツを現場で組み立てる工法です。

そのため、短い工期での建設が可能です。

 

パーツを組み立てて建設するため、事業計画に合わせて移設や増設が簡単にできるというメリットがあります。

 

プレハブと聞くと仮設住宅などのイメージがありますが、近年は強度も向上している上、防音や防寒といった機能面も改善されているので、工場や倉庫、店舗、事務所などさまざまな用途に利用できますよ。

 

テント倉庫

費用目安:約2,000万円〜

工期:約1.5カ月〜

 

テント倉庫はその名の通り、テントのように鉄骨の骨組みにシートを被せて天井や壁を形成した倉庫です。

 

シンプルな構造のため工期が短く、費用も大きく抑えられます。

 

しかし、テント生地は紫外線や雨等で劣化していくため10年程度で品質確認が必要となり、場合によっては張替の必要がでてきます。

10年、20年の利用を検討している場合はランニングコストがかかり、そして、張替工事中の荷物の移動・保管等が発生し事業に影響を与える場合があります。

 

テント倉庫を検討する場合には総合的に判断する必要があります。

 

 

安く工場を建てるためのコストダウンのポイントもご紹介!

コスト

工場を安く建設するためには、工法以外にもいくつかのポイントがあります。

 

ポイント① 資材

資材の配置やサイズによってコストダウンが可能です。

 

鉄骨を使用する場合は、均等に配置することで建物のバランスが保たれるため、梁など他の部分の強度を上げる必要がなくなり、コストダウンにつながります。

 

また、資材のサイズは費用を大きく左右するため注意が必要です。

 

特注サイズの資材はどうしても費用がかかってしまいます。

そのため、規格サイズで設計することで資材がコストダウンできる上、資材に合わせて使用する他の部品も安く調達することができます。

 

ポイント② 土地

工場を建設する上で、どの土地に建てるのかは重要なポイントです。

 

土地は工場の用途によっても異なりますが、敷地が広い整形地はコストを抑えることができるのでおすすめです。

 

土地の敷地が狭いと車の乗り入れが困難になるため、資材の搬入が難しく、追加費用が発生してしまう可能性もあります。

 

また、建物は四角形に近いほど建設費用が安く済みます。

そのため、四角形の工場を立てられる整形地を選ぶと良いでしょう。

 

ポイント③ 建築工事の工程管理

工場建築時に、予定の工事期間を超えてしまうと追加費用が発生します。

 

そのため、当初の予定している工事期間内に工事を終えることがコストダウンのポイントとなります。

 

コンクリート作業など日数を要する作業の他、足場の設置や職人の作業期間などに無駄が発生しないよう、工事管理を徹底しましょう。

 

ポイント④ 人件費

実際に建築作業を行うのは誰なのか、見積もりの段階で確認しておくことが大切です。

 

実際の作業は、下請け業者や孫請け業者が行うことが多いですが、関わる業者が増えるとその分コストもかかります。

 

見積もり時に人件費が高額だと感じた場合は、誰が作業するのかを確認することをおすすめします。

 
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安く工場を建てるには、工法などコストダウンのポイントを押さえよう!

工法や構造を工夫すれは、工場の建設費用をコストダウンすることが可能です!

 

安く工場を建てられる主な工法として、次の3つが挙げられます。

  • システム建築:設計や素材、生産などすべてコンピューターでシステムかされている工法
  • プレハブ建築:工場で生産・加工したパーツを現場で組み立てる工法のため、短い工期での建設が可能
  • ・テント倉庫:鉄骨の骨組みにシートを被せて天井や壁を形成した倉庫

それぞれ特徴やメリットが異なるため、用途に合わせて、見極めた上で工法を選びましょう。

そして、10年、20年先のランニングコストも検討して工法を決めるようにしましょう。

 

北海道や東北で倉庫・工場の建築をご検討の方は、戦略倉庫までお気軽にお問い合わせください!

久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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