こんにちは！北海道～東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

2023年2月に、半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus（ラピダス）」が、半導体製造の新工場を、北海道千歳市に建設することを表明しました。

千歳市は新千歳空港を有するアクセス性や広大な土地・豊富な水資源など、工場建設にとても適しているエリアです。

 

今回のコラムでは、そんな千歳の工場建設におけるメリットや魅力をご紹介。

千歳の主要な工業団地についても合わせてお伝えします。

これからさらなる発展が期待される千歳の工業団地について、ぜひチェックしてみてください。

 

工場・倉庫建設は千歳が熱い！

電化製品や通信に欠かせない半導体の国内量産化を目指す「Rapidus（ラピダス）」が、千歳の工業団地「千歳美々ワールド」に新工場を建設することを決定し、正式に表明しました。

 

千歳の工業団地には、洗浄工程などに必要な水資源が豊富である、空港や港などの交通インフラが整っている、半導体の関連企業があるといったことが決め手となり、新工場の建設が決定しました。

以前より、北海道知事・鈴木直道さんも積極的に誘致していたものが実った形です。

 

Rapidusでは、2025年までに試作ラインを立ち上げ、2020年代後半には量産ライン完成を目指すとのこと。

最終的には敷地面積を100ha規模にまで拡大したいと話します。

 

AIや自動運転など次世代の産業にも欠かせないとされる半導体の大規模工場ができることで、千歳市の産業の発展や雇用創生などの波及効果が見込まれるでしょう。

また、最先端技術の研究拠点、人材育成拠点としての発展も期待されています。

 

 

千歳は工場の建設に向いている？千歳に工場を建築する魅力

千歳市は、「北海道の空の玄関」とも称される新千歳空港を有している町。

新千歳空港は1994年に日本で初めて24時間運用が開始され、深夜便や即日輸送が実現しています。

通関時間が短い国際航空貨物は輸出を行う企業からも高い評価を得ています。

 

さらに、千歳市は苫小牧・石狩・室蘭・小樽の主要港とも好アクセスで、高速道路は道央自動車道と道東自動車道の結節点となるなど、物流・流通においてとても良い立地のため、工場の建設エリアとして最適！

 

また、地盤の水はけが良く安定しており、台風や落雷、雪害、塩害などの自然災害の被害が少なく、地震の発生回数自体も少ない地域です。

2018年に北海道胆振東部地震が発生した際にも、千歳市では道路や公共施設の損傷はほとんどありませんでした。

 

倉庫や工場に地盤の強さが重要な理由はこちらのコラムで解説しています。

物流拠点を一カ所に集約するメリット・デメリットと合わせてご覧ください。

倉庫や工場の建設は地盤調査が重要！種類や地盤改良工事も解説

物流拠点は集約すべき？メリットやデメリット、ポイントを解説

 

千歳市は、豊富な地下水や低価格な上下水道の完備、冷涼な気候で夏の冷房に必要なエネルギーを抑えられるなど、コスト削減に適した環境でもあります。

さらに、千歳の工業団地への進出に伴う手続きや費用に対する自治体からのサポート制度も充実。

進出にあたっての相談から費用軽減のための助成、操業後のフォローまできめ細やかな対応が用意されています。

 

 

千歳の主要な工業地帯もご紹介！

千歳市は、北海道で初めて市営工業団地の造成が行われたエリアでもあります。

千歳市にある主要な工業団地をご紹介します。

 

千歳臨空工業団地

新千歳空港からの直結道路が隣接という好立地。

隣接する分譲住宅地には約9,000人が居住する、「職住近接」の工業団地です。

• 総面積：433.8ha
• 立地企業：119社
• 分譲価格：9,000円 / ㎡

 

千歳美々ワールド

研究開発型企業の立地に最適な団地。

ものづくりやICTなどの最先端技術を学ぶ公立千歳科学技術大学が近接し、大学と連携した研究開発の拠点にもなっています。

• 総面積：147.5ha
• 立地企業：第一期13社、第二期21社
• 分譲価格：9,000円 / ㎡

 

千歳第３工業団地

道央圏の大動脈、国道36号に面したアクセス性の高い団地。

製造や物流における優位性が高い評価を受けています。

• 総面積：94.2ha
• 立地企業：47ha
• 分譲価格：9,000円 / ㎡

 

千歳流通業務団地

新千歳空港まで車で7分の好立地と、24時間稼働に対応した輸送・保管・物流加工などの機能が集約した広域物流拠点です。

• 総面積：52.7ha
• 立地企業：31社、2施設
• 分譲価格：一般分譲地 15,000円 / ㎡

 

新千歳空港ロジスティクスセンター

新千歳空港ICに隣接し、「エアポートシティ」として新千歳空港の国際ハブ化を展望に持つ工業団地。

物流拠点機能を有する、複合的な産業集積拠点として展開します。

• 総面積：45.8ha
• 立地企業：2社
• 分譲価格：15,750円～21,000円 / ㎡

 

【千歳】戦略倉庫の工場建築実績

戦略倉庫による千歳市での建築実績をご紹介します。

 

岩田醸造株式会社様千歳工場　倉庫増築工事（北海道千歳市）

 

千歳工業団地内に、岩田醸造様の工場倉庫を新設しました。

トラックヤード（プラットホーム）を採用し、荷物積み替えの効率アップ！

スチールシャッターに加えてシートシャッターを採用した二重構造で、内部をしっかり保護します。

 

 

千歳は工場建設に適したエリア！工業団地の発展にも注目

24時間運用の国際空港である新千歳空港を有し、高速道路や国道はもちろん、北海道内の主要港からのアクセスも良い千歳市は、工場建設に最適な立地！

地震や自然災害の被害が少なく、豊富な水資源、広い土地があることなどもメリットです。

 

2023年2月には次世代半導体メーカーのRapidusが、千歳市に半導体の新工場建設を表明して話題となりました。

大規模の半導体工場ができることで、雇用の創出はもちろん、関連企業の誘致や最先端技術の研究や人材育成拠点としての発展していくことが期待されています。

 

千歳市には分譲中の工業団地もまだまだあるので、工業用地を探している方はぜひチェックしてみてください。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。