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2023.12.26

工場・倉庫建設は苫小牧で!苫小牧の魅力や主な工業団地、戦略倉庫の実績も

苫小牧港

こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

次世代半導体メーカー「Rapidus(ラピダス)」が、北海道千歳市に工場建設を表明したことを受けて、周辺地域の工業地帯にも注目が集まっています。

 

今回のコラムでは、千歳市に隣接する苫小牧(とまこまい)市の工業団地について解説。

苫小牧市は国内屈指の流通拠点港湾である苫小牧港を有する、北海道の流通の要!

そんな苫小牧市の工業地域の魅力やメリット、苫小牧市のおもな工業地帯をご紹介します。

 

ここに目次が入ります

工場建設は苫小牧に注目!

2023年2月、半導体の国内量産化を目指す「Rapidus」が、千歳市の工業団地に半導体の製造工場を新設することを表明しました。

裾野が広い半導体分野の工場ができることから、雇用創出や関連企業の増加をはじめ、新技術の研究や人材育成拠点として発展することが期待されています。

「Rapidus」が千歳市に進出する決め手となったのは、利便性の高い交通網や安定した環境です。

そのため、千歳市のみならず、同じような条件を持つ周辺の工業地帯にも注目が集まっており、千歳市に隣接し、さらに苫小牧港を有する苫小牧市の工業地帯もその一つです。

 

苫小牧市での大規模工場誘致では、化学メーカーのカネカが、約100億円を投じて医療機器の生産工場を新設することを発表しています。

製造業としては2014年の中北薬品(名古屋市)の北広島市への進出以来の大型進出となり、2024年5月以降の稼働開始を目指しています。

 

そのほか、新聞紙の国内シェア約30%を誇る王子製紙、無添加化粧品のHABA、自動車部品の生産を担うトヨタ自動車北海道といった有名企業も、苫小牧市に工場を構えています。

 

 

苫小牧は工場の建設に向いている?苫小牧に工場を建築する魅力

千歳空港からほど近くに位置する苫小牧市は、国内屈指の流通拠点港湾でもある苫小牧港を有する、好アクセスのエリア。

「北海道の海の玄関口」とも称されています。

 

苫小牧港は、北海道の港湾取扱貨物約半数を誇る国際貿易港で、行き交うフェリーや貨物船・コンテナ船は週に100便を超え、工業港、エネルギー港としても重要な役割を果たしています。

 

また、北海道の大動脈と呼ばれる国道36号線や、士別剣淵から札幌市~苫小牧市を経由して函館大沼につながる北海道縦貫自動車道(道央自動車道)、北海道横断自動車道など、北海道の主要都市を結ぶ交通網も発達。

 

苫小牧市内にはJR貨物駅もあり、コンテナ貨物やLNG(天然ガス)輸送の拠点としても発達するなど、高い交通利便性が大きな魅力です。

 

また、苫小牧市は台風や雷など企業活動に影響を及ぼす自然災害の発生回数も少なく、北海道の降雪の少ない地域であり、地震の少ないエリアとしても知られているため、安定した企業活動が行えます。

 

過去に苫小牧市に大きな被害をもたらした地震は1952年の十勝沖地震と、2018年の北海道胆振東部地震の2つ。

 

今後も、万が一災害が発生した場合に備えて総合的な危機管理体制を整備し、防災訓練などを推進しています。

 

なお、苫小牧は沿岸部なので地震による津波への想定は必要ですが、沿岸の工業地帯では地震による液状化の可能性が高い地域は少ないようです。

 

倉庫や工場に安定した地盤が重要な理由はこちらのコラムで解説しています。

物流拠点を一カ所に集約するメリット・デメリットと合わせてご覧ください。

物流拠点は集約すべき?メリットやデメリット、ポイントを解説

倉庫や工場の建設は地盤調査が重要!種類や地盤改良工事も解説 

 

 

苫小牧の主要な工業団地もご紹介!

苫小牧

苫小牧市の主要な工業地域をご紹介します。

苫小牧東部地域

苫小牧市、厚真町、安平町にまたがる広大な工業地域です。

新千歳空港と苫小牧港に隣接する交通アクセスに恵まれ、豊かな自然と快適な都市機能の共存を目指す産・学・住・遊の複合開発地域です。

  • 工業団地面積:10,700ha
  • 工場等用地面積:5,500ha
  • 分譲価格:9,000~15,500円 / ㎡

 

苫小牧西部工業基地

北海道の工業・物流の拠点である苫小牧西港に隣接する、一大臨海工業基地です。

総面積約2,400haの広大なエリアで、臨海部工業用地では自動車、石油精製、化学、電力、木材、機械工業など、内陸部工業用地では軽工業、流通など約340社が進出しています。

  • 工業団地面積:1,721.3ha
  • 工場等用地面積:1,155.7ha
  • 分譲価格: 9,300円 / ㎡

 

入船団地、一本松団地

空路・陸路・鉄路の交通アクセスに恵まれ、苫小牧西港にも隣接した立地です。

原材料、製品の迅速な輸送が可能で、物流関連施設用地として活用されています。

  • 総面積:94.2ha
  • 入船団地分譲中面積:7.3ha
  • 一本松団地分譲中面積:16.8ha
  • 分譲価格:12500~ / ㎡

 

明野軽工業団地

苫小牧市内中心部に位置し国道36号と道道苫小牧環状線に接続、また、高速道路苫小牧東IC、苫小牧港西港、新千歳空港にも近い交通利便性の高さが魅力です。

複合的な企業集積が進んでいる職住近接の軽工業団地です。

  • 工業団地面積:167.9ha
  • 分譲価格:10,300円~ / ㎡

 

ウトナイ住宅・商工業団地

複合的な土地利用を掲げ、企業だけでなく、生活者にとっても暮らしやすい小工業団地です。

今後のさらなる発展が予感されます。

  • 工業団地面積:125.7ha
  • 工場等用地面積:78.2ha
  • 分譲価格:15,500円~ / ㎡

 

 

【苫小牧】戦略倉庫の工場建築実績

戦略倉庫による苫小牧での建築実績をご紹介します。

富永商事株式会社様 北海道物流センター(北海道苫小牧市) 

富永商事株式会社様

「高く買って、安く売る」がコンセプトの富永商事様の、北海道進出第一号物流センターを苫小牧市に新設。

内部は柱のない大空間で、機能的な物流センターを実現しました。

 

丸全北海道運輸様(北海道苫小牧市)

丸全北海道運輸様

丸全北海道運輸様の苫小牧第二倉庫の設計・施工を担当しました。

こちらも柱のない大倉庫になっています。

 

 

苫小牧はアクセス性が高く工場建設に適した地域!

苫小牧市は国内屈指の流通拠点港湾でもある苫小牧港を有し、新千歳空港からも好アクセスの立地。

北海道の主要都市を結ぶ交通網やJR貨物駅もあり、物流拠点としての工場建設にはぴったりのエリアです。

地震や自然災害が少ないことでも知られています。

 

2022年には、化学メーカーのカネカが約100億円を投じて苫小牧市の工業地帯に医療機器の生産工場を新設することも発表。

王子製紙やトヨタ自動車北海道といった有名企業も、苫小牧市に工場を構えています。

 

苫小牧市には分譲中の工業地帯もまだまだあるので、工業用地を探している方はぜひチェックしてみてください。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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