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2021.12.08

システム建築の倉庫の工期は?在来工法との違いや施工事例もチェック

こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

倉庫の建築工法には、在来工法の他にシステム建築、プレハブ建築、テント倉庫があります。

中でもシステム建築は、在来工法に劣らず高品質なまま、工期やコストをカットできる工法です。

 

今回は、システム建築と在来工法について、工期を中心に比較していきたいと思います。

 

施工事例もご紹介しますので、倉庫の建築をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

システム建築の倉庫

ここに目次が入ります

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システム建築とは?特徴やメリットをまず確認!

システム建築とは、部材の標準化により、設計や部材の製造、施工といった各工程をコンピュータでシステム化した工法です。

部材の標準化とは、部材の規格や組み方をあらかじめ決めておくことを言います。

部材と各工程を標準化することで、在来工法よりも工期を短くしつつ、建築費用を2/3程度に抑えることが可能です。

 

メリットとしては、工期やコストをカットしながらも、高品質でニーズに合った建築を実現できる点が挙げられます。

 

例えば、システム建築倉庫の耐用年数は約30年であり、在来工法とほぼ同じです。

生産ラインをコンピュータで管理することで、部材の品質を一定以上に保つことができ、在来工法に劣らない耐震性や耐久性を追求できます。

 

コンピュータの使用により、部材や建物の大きさを自由に決められる点もメリットです。

柱をなくした大空間を作るなど、様々なニーズに対応できます。

 

ただし、標準化された設計や部材を使用するため、外観のデザインはシンプルになりがちです。

そのため、デザインよりも機能性を重視した倉庫や工場、店舗、事務所といった用途の建設で使用されます。

 

システム建築のメリット・デメリットについては「システム建築のメリット・デメリットを解説!在来工法との違いも」でも詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

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システム建築の倉庫の工期は?在来工法との違いもチェック

では、システム建築でかかる工期について、目安や在来工法との差、工期を短縮できる理由を解説していきます。

 

システム建築倉庫の工期の目安は?在来工法とどれくらい違う?

システム建築で倉庫を建てる場合、一般的な工期は約4カ月です。

 

また、先ほどお伝えした通り、工期は在来工法と比べ短くなります。

戦略倉庫のシステム建築なら、在来工法と比べ約20%の短縮が可能です。

 

例えば在来工法で6カ月かかる案件の場合、システム建築を使用すれば約5カ月で済みます。

工期が1カ月短くなれば、その分人件費といった建築コストを抑えることも可能です。

 

ただし、実際の工期や短縮される期間は、規模や地盤条件、施工会社によって違ってきますから、ここでの数字はあくまでも参考程度にしてくださいね。

 

なぜシステム建築では工期を短縮できる?

システム建築を採用すると、それぞれの工程は次のように合理化されます。

  • 見積もり
    部材の規格や他の部材との組み方があらかじめ決まっているため、見積もりの算出が簡単になる
  • 設計
    部材の規格や他の部材との組み方があらかじめ決まっていること、CADやCAMと呼ばれるパーツ設計システムを使うことで、設計が簡単になる
  • 部材の製造
    基礎工事の間に、自動化された生産ラインで部材を製造するため、部材の調達・製造にかかる時間を省ける
  • 施工
    施工方法が標準化されているため、現場での作業量が少なくなり、かつスムーズに進められる

 

以上のように、標準化された部材とコンピュータの使用によって各工程を合理化することで、それぞれの所要時間が短縮されます。

結果として、在来工法より工期が短くなるのです。

 

システム建築以外の工法では工期はどれくらい?

倉庫の建築工法には、システム建築の他にプレハブ建築、テント倉庫の2つがあります。

プレハブ建築とは、製造済みの部材を工事現場で組み立てる工法です。

一方、テント倉庫は鉄骨のフレームにテントシートを張るものになります。

 

一般的な工期の目安はそれぞれ、プレハブ建築が約3カ月、テント倉庫が約2カ月です。

どちらもシステム建築の「約4カ月」と比べ、短いと言えます。

 

しかし、どちらも耐用年数はシステム建築より短く、プレハブ建築で約20年、テント倉庫だと約6〜8年です。

 

また、耐久性を保つために柱の設置が必要なため、システム建築のような広い空間は実現できません。

 

耐久性や機能性を重視するなら、システム建築がおすすめです。

 

システム建築とプレハブ建築倉庫・テント倉庫との比較については「システム建築の施工会社の選び方を解説!他工法との違いも知ろう」もご参考ください。

 

 

工期の参考に!システム建築の倉庫施工事例3つをご紹介

戦略倉庫のシステム建築では、在来工法と比べ工期を20%ほどカット可能です。

 

ここでは、戦略倉庫が手がけた、システム建築による倉庫の施工例を3つご紹介します。

倉庫の建築をご検討の際は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

①株式会社宇佐美商会様倉庫(石狩市)

株式会社宇佐美商会様倉庫

  • 工期:4カ月
  • 建築面積:560.00㎡
  • 梁間方向:20m
  • 桁行き方向:28m
  • 最高高さ:約10m

詳しくは株式会社宇佐美商会様 施工実績をご覧ください。

 

②丸全北海道運輸株式会社様倉庫(苫小牧市)

株式会社宇佐美商会様倉庫

  • 工期:4カ月
  • 建築面積:1050.0㎡
  • 梁間方向:28m
  • 桁行き方向:34.8m
  • 最高高さ:約8.6m

詳しく丸全北海道運輸株式会社様倉庫 施工実績をご覧ください。

 

③新和産業株式会社様倉庫(室蘭市)

新和産業株式会社様倉庫

  • 建築面積:1360.4㎡
  • 梁間方向:28m
  • 桁行き方向:48.3m
  • 最高高さ:約8m

詳しくは新和産業株式会社様倉庫 施工実績をご覧ください。

 

 

システム建築なら短工期・低コストで高品質な倉庫を実現!

システム建築とは、部材を標準化し、各工程をコンピュータでシステム化した工法のことです。

そのため、在来工法と比べて短工期、低コスト、高品質での倉庫建築が可能となります。

 

システム建築で倉庫を建てる場合、工期はおよそ4カ月です。

部材の標準化とコンピュータの活用により、各工程が合理化されているため、在来工法より工期が短くなります。

 

プレハブ建築、テント倉庫と比べると工期はやや長めですが、耐久性や機能性を求めるならシステム建築がおすすめです。

 

戦略倉庫では在来工法より約20%工期を短縮できます。

施工事例も参考に、北海道や東北で倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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