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2022.02.24

倉庫の結露に注意!定温倉庫(低温倉庫)は結露しづらいって本当?

こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

一般住宅でも悩みのタネになる「結露」は、倉庫でも衛生環境や品質への悪影響があるため注意が必要。

 

今回のコラムでは、倉庫における結露についてお話します。

倉庫で結露が起こりやすい理由や、倉庫の種類の中でも定温倉庫(低温倉庫)では結露しにくい理由、倉庫で行うべき結露対策などを解説します。

結露

ここに目次が入ります

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倉庫に結露が発生する原因

結露とは、空気中に含みきれなくなった水蒸気が水滴として現れる現象です。

水蒸気を含むあたたかい空気が冷やされると、水蒸気を含められる限度「飽和水蒸気量」が下がり、含みきれなくなった水蒸気が水滴となって発生します。

 

夏に冷たい水を入れたコップの周りに水滴がついたり、冬にあたたかい部屋の窓ガラスに水滴がついたりするのと同じ現象です。

空気に湿気が含まれ、温度差がある場所で発生しやすいです。

 

倉庫に結露が発生しやすいのはなぜ?

倉庫に結露が発生するのも、直接的な原因は湿気と温度差です。

とくに倉庫は、温度差が発生しやすく、湿度もたまりやすい環境にあります。

 

倉庫は、一般的に間仕切りのない広い空間を持つため、空調効率があまり良くありません。

空気を均一に循環させることが難しく、場所によっては温度差ができやすくなります。

 

壁や屋根の断熱も住宅ほどしっかりしていないことが多く、外気の影響を受け、温度差が発生する原因になります。

冷蔵庫や冷凍庫、低温作業室などがある場合は、とくに温度差が発生しやすいので注意が必要です。

 

加えて、倉庫の床や壁の施工に使われることの多いコンクリートには、湿気をためこみやすい性質があります。

窓を開けて換気ができれば湿気を逃すことができますが、倉庫の場合は、空間に対して窓の数が少ないケースもあり、換気が不十分となり湿気をためこんでしまいやすいのです。

 

また、作業や機械の駆動により倉庫内の気温が上がりやすいという点も、結露を発生させやすくなる原因の一つです。

 

 

定温倉庫(低温倉庫)は結露しづらい?

定温倉庫(低温倉庫)とは、内部の温度を一定に保つ倉庫です。

温度変化や高温・定温に弱い商品や製品を、品質を保ちながら長期間保存することができます。

 

保つ温度についての規定はありませんが、10~20℃の範囲に保つものが一般的です。

10℃以下に保つ倉庫については、冷蔵倉庫とも呼ばれます。

 

定温倉庫は倉庫内の温度が一定に保たれているため、温度差が発生しにくいです。

倉庫内の温度が変化しなければ飽和水蒸気量も変化しないため、結露は発生しにくい環境といえるでしょう。

 

定温倉庫は、温度を一定に保つ必要のある生鮮食品や、高温や低温に弱い薬品・化粧品、結露に弱い精密機器などの保管に向いています。

そのような製品・商品を保管するのであれば、ぜひ定温倉庫を検討してみてはいかがでしょうか。

 

定温倉庫の定義についてはこちらコラムでも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

低温倉庫(定温倉庫)とは?保管温度帯の種類や特徴もチェック

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倉庫の結露防止対策をチェック

倉庫内の結露は、カビやダニ、悪臭などの原因となり、製品や商品の品質だけでなく、倉庫内で働く作業員に対しても悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

また、内部結露の発生により、建物のものへダメージを与えてしまうことも。

 

それを防ぐためにも、倉庫の結露対策について知っておきましょう。

 

倉庫の結露を防ぐためには、倉庫内の空間やエリアで温度差を発生させないことと、湿気をためずに一定の湿度を保つことが大切です。

 

外気温からの影響による温度差を減らすためには、壁や屋根へ断熱材を入れて断熱をしっかり施す方法があります。

 

また、湿度は結露がしにくい40~50%に保つために、定期的に換気をして空気を入れ替え、除湿剤や除湿器を設置して湿気を取り除きましょう。

シーリングファンを設置して空気を循環させられるような、湿気がこもらない設計にすることも大切です。

 

商品そのものが結露でぬれることを避けるには、カバーをかけておくなどの工夫もできます。

 

なお、10℃以下で商品や製品を保管する冷蔵倉庫や冷凍倉庫は、屋外との温度差が大きくなりやすく結露しやすいため、とくに倉庫の設計段階から結露対策に配慮が必要です。

 

たとえば、冷蔵庫や冷凍庫前の通路や荷捌き場の床にはフロアヒーターを敷設する、冷蔵庫が接する壁の内側には断熱パネルを施す、壁内に結露が発生することを前提として、結露水を排出するための排水溝を設置するなど、結露対策を備えた設計にしましょう。

 

 

倉庫の結露対策も知ろう!定温倉庫なら結露が発生しづらい!

倉庫で結露が発生する原因は、温度差と湿度。

 

倉庫は一般の住宅よりも断熱が少なかったり、広い空間で空調効率が悪かったりするため、温度差が発生しやすい場所です。

窓が少なく換気しづらい、作業や機械によって高温になる、湿気を含みやすいコンクリートの壁床が多いことなどから、湿度が高くなりやすいのも原因の一つ。

 

こういったことから結露が発生しやすい環境になってしまうことがあります。

 

倉庫の中でも、倉庫内を一定の温度に保つ「定温倉庫(低温倉庫)」なら、温度差が発生しにくいため結露しづらいといわれていますよ。

 

倉庫の結露対策には、温度と湿度を一定に保つことが大切。

外気温との温度差ができやすい冷蔵倉庫、冷凍倉庫などはとくに、計画段階から結露対策を組み込んだ設計にしましょう。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

北海道や東北で倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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