LABO

2023.07.10

倉庫や工場での省エネ対策を解説!対策するメリットも

省エネ対策

こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

エネルギー価格の上昇が続いている昨今、倉庫や工場では省エネ対策が必須!

コスト削減以外に、地球環境保全の取り組みとしても検討が必要な分野でもあります。

 

今回のコラムでは、倉庫や工場で取り組む省エネ対策について解説。

省エネ対策を行うメリットの解説とともに、省エネ対策の具体例をご紹介しています。

 

ここに目次が入ります

 

倉庫や工場で省エネ対策を行うメリットとは

倉庫や工場での省エネ対策の大きなメリットは、コスト削減により利益の最大化です。

 

倉庫や工場では大型機械や設備が長時間稼働しているので、膨大なエネルギーが消費されています。

 

省エネ対策を行うことで消費エネルギーが減れば、光熱費を抑えてコスト削減に!

エネルギー価格が上昇を続けている近年では、特に効率的にコストを削減できるのではないでしょうか。

 

また、省エネ対策により二酸化炭素の排出量を減らすことは、地球環境保全の取り組みにもなります。

 

地球温暖化や大気汚染などが問題となっている今、企業の社会的な責任として地球環境への配慮や脱炭素の取り組みが求められています。

 

地球環境保全に取り組むことで、会社のブランドイメージ向上にもつながるでしょう。

 

なお、現在は建物においても省エネ基準に適合していることが求められており、倉庫や工場の新築・改修では諸エネ基準に適合しているかの判定を受けなくてはいけません。

 

この倉庫・工場の省エネ適判については「倉庫や工場建設で省エネ適判の対象が拡大!概要や手続き方法を解説」でも詳しくご紹介しています。

 

 

倉庫や工場でできる省エネ対策とは?

太陽光パネル

倉庫や工場でできる省エネ対策について、大がかりなものから日々のちょっとした工夫まで対策例をご紹介します。

 

太陽光発電システムの導入

倉庫や工場の屋根などに太陽光パネルを設置し、自家発電を行う方法。

 

電力会社から購入する電気代の削減と、二酸化炭素の排出削減の効果があります。

屋根のスペースが広く、エネルギー使用量が多い業種で特に有効です。

 

倉庫や工場に太陽光発電を設置!メリット・デメリット、注意点とは」のコラムでも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

屋根や壁に断熱対策を施す

建物の断熱性が上がれば、空調効率が向上して空調設備の使用量が減り、省エネになります。

 

壁や屋根に断熱材を施すほか、断熱塗装や遮熱シートの施工、屋根用スプリンクラーの設置などの方法も。

 

断熱塗装には防水効果もあるため、屋根や壁の寿命を延ばして建物の修繕費用を抑える効果も期待できます。

 

老朽化した設備の更新

空調設備や冷蔵庫・冷凍庫、ボイラーなど、老朽化した設備は運転効率が落ちているケースが多いです。

そのため、新しいものに入れ替えることで運転効率がアップします。

 

また、最新機器は省エネ性能も優れているため、大きな省エネ効果が期待できます。

 

空調設備のメンテナンス

こまめなメンテナンス、清掃、消耗品の交換なども、空調効率アップに効果的です。

エアコンフィルターを2週間に1度清掃することで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になるともいわれています。

 

ビニールカーテンの設置

出入り口などの開口部にビニールカーテンを設置することで、倉庫・工場内の適温の空気が外に出ていくのを防ぎ、ムダな空調費を抑えられます。

 

また、倉庫や工場は空間が広いことから空調効率が悪くなりがち。

ビニールカーテンで間仕切りして必要箇所に空調をかけることで、空調効率をアップさせて消費エネルギーを削減できます。

 

LED照明の導入

LED照明は白熱電球や蛍光灯、水銀灯などよりも消費電力が少なく、省エネ対策にはぴったり。

寿命も長いので、交換などのコストも下げられます。

 

人感センサー照明の導入

廊下やトイレなど人の出入りが少ない場所を人感センサー照明にし、一定時間使用しないと消灯するように。

消し忘れを防いで、消費電力の削減ができます。

 

見える化ツールの導入

「毎日の電気使用量がわかる空調設備に入れ替える」「電力計を設置する」「省エネ結果を紙に書いて貼り出す」など、消費電力と省エネ効果が「見える化」できるツールやシステムを採用し、従業員の意識向上を狙います。

 

省エネ対策に理解とモチベーションを持つことで、それぞれがしっかり取り組めるようになります。

 

大規模な倉庫や工場は消費エネルギー量が大きいため、コツコツとした小さな取り組みでも省エネ対策として効果があります。

 

空調の温度設定を適切にする、使っていない部屋の照明は消すなど、まずは日々の小さな取り組みからでもすぐにできることがありますよ!

 

 

倉庫や工場の省エネ対策は社会的責任! すぐに取り組もう

倉庫や工場の省エネ対策は、光熱費を減らし大きくコスト削減できることがメリットです。

また、コスト面以外でも、省エネ対策は企業の社会的責任として求められているもの。

省エネ対策で二酸化炭素排出量を減らすことは、地球環境保全の取り組みの一つです。

 

倉庫や工場で取り組める省エネ対策はさまざまあります。

太陽光発電システムの設置や建物の断熱対策、設備の更新といった大がかりなものから、設備のメンテナンスや清掃、人感センサーの導入、ビニールカーテンでの間仕切りなど、低コストで取り組めるようなものもありますよ。

 

倉庫や工場は消費エネルギーが大きいので、小さな取り組みもしっかりとした省エネ対策になります。

日々の消費電力や省エネ効果などを見える化する仕組みを作り、従業員の意識向上につなげるとより効率的に省エネ対策に取り組めます。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

facebook

twitter

line

閉じる